薬膳カレーに挑戦


前にこのブログにも書いた長野県塩尻の「ケン・ドーン」という
お店の薬膳カレーが、ずっとここ数日食べたくて。
それに加えて、一度は自分でスパイスを合わせるカレーを
作ってみたいと思っていたのもあって
遂に今日、チャレンジしました。
薬膳と聞くと、薬っぽいんじゃないかという
イメージがあると思うけど、そういうわけではなく
スパイスの持つそれぞれの特徴が体の働きを助けるので
「カレーは薬膳だ」という考えです。
ケン・ドーンのカレーのレシピは当然私にはわかりませんが
小麦粉や余分な油を使っていないということだけわかっていたので
お店の味を思い出しながら、スパイスのブレンド
いろいろ調べたりしながら、手探りで目分量、記憶、味覚を
頼りに、作ってみました。

使ったスパイスは
・チリパウダー
ナツメグ(消化促進、下痢止めなどに)
オールスパイス(食欲増進、胃痛、腹痛、リュウマチなどに)
・シナモン(消化促進、発汗促進などに)
ターメリック<うこん>(強壮、肝臓の働きを助ける)
・ブラックペッパー(胃薬、消化不良、下痢、腹痛などに)
ガラムマサラ
・クミン(下痢、消化不良などに)
牛肉を、みじんぎりのニンニクと一緒に炒め
水を加えて、ローリエを入れてじっくり煮込みました。
出汁用に、スジ肉も入れて。
その時に、市販のフライドオニオン、炒めたまねぎペースト
ワイン、湯剥きして種を取り刻んだトマト、固形ブイヨンを一緒に入れました。
アクを取ってひたすら煮込むと、小麦粉が入っていないのに
たまねぎでとろみがついて来ました。
合わせたスパイスを軽く乾いたフライパンで煎り
最後にお肉を煮込んだ鍋の中に入れます。
そこから味を見て、自分の記憶の味に近づけるよう
クミン、ガラムマサラをかなり多めに足しました。
ほんの少し塩を入れて最終的に味を調整。
正直言って、味を見ているうちになんだかわからなくなっちゃったけど
一度冷まして、味を浸透させ、再び温めて
ごはんにかけて、いざ!
わぁーー!おいしい!
ケン・ドーンの味には及びもつかないし、あの独特の
目の下や、体が熱くなるようなスパイシーさはないけど
でも、かなり近い香りと味。
食べても胃に負担の少なそうな、さわやかな感覚もある!
お肉も柔らかいし、うん、おいしいおいしい!
これは初めてにしては大成功です。
また今度、もう少しスパイスを研究してもっと完成形な
カレーにしようと思いました。
これは人生で何度目かの大ヒット料理。
次回に向けていろいろ調べようっと!